【実施報告】千歳市立富岡中学校にて福祉の授業を実施しました。

イベント報告

千歳市立富丘中学校で特別授業!福祉の魅力を伝えてきました!

本日、ちとせの介護医療連携の会の若手従事者チーム「わかばの会」のメンバーで、千歳市立富丘中学校1年生を対象にした福祉の特別授業を実施しました。
講師陣はさまざまな福祉・医療分野の第一線で活躍するプロフェッショナル!生徒の皆さんに福祉の本質と、現場で働く人たちのリアルな声を届けることができました。

4人の専門家による熱い講話

1.介護福祉士 細川 真太郎氏 (株式会社NOYAU)

  • 「福祉とは何か?」から始まり、介護サービスの実際や多様な資格、福祉に関わる仕事のやりがいについて解説。

  • 福祉の語源や理念、「その人がその人らしく幸せに生きる」という根源的なテーマをしっかりお伝えいただきました。

2.介護福祉士 染谷 和希氏 (株式会社MCL)

  • 実務の現場についてや、介護福祉士としての仕事内容・資格取得の流れをご紹介。

  • 「ただのお世話役」ではない、誇りある専門職としての姿勢を、生徒さんにも分かりやすく語ってくださいました。

3.精神保健福祉士 古家 奈苗氏 (医療法人資生会 千歳病院)

  • 精神保健福祉士(PSW)の仕事について、院内や地域での多様な役割の紹介、資格取得の道筋、やりがいや、精神障がいのある方を支援する意義についてお話いただきました。

  • 「“~したい”という想いを実現できるようサポートすることの楽しさ・意義」を実例をふまえて伝えていただき、生徒さんも真剣な眼差しで聞き入っていました。

4.福祉用具専門相談員 清野 梨菜氏 (西出興業株式会社 西出福祉サービス千歳)

  • 福祉用具の専門家として、介護ベッドや車いすの選定・導入支援、利用者さんやご家族へのアドバイス業務、資格取得までの具体的な流れをお話しくださいました。

  • 実際に仕事をしているときのエピソードや「利用者の“できる”をサポートできるよろこび」など、心温まる内容が印象的でした。

 

休み時間も大盛況 ― 生徒さん×専門職のリアルな交流

休み時間にも、各分野の専門家へ個別に質問する生徒さんが・・・。
資格の取り方だけでなく、現場のやりがいや苦労、仕事を目指したきっかけなどにまで話が弾む場面が見られました。

普段なかなか触れ合うことのない専門職との直接コミュニケーションを通して、福祉の現場をより身近に感じていただけたのではないでしょうか?

最後に ― ヤングケアラーについて考える

授業の締めくくりには、千歳市在宅医療介護連携支援センターの坂本より「ヤングケアラー」についてのお話しました。

  • 「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うはずの家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもたちのこと。

  • ケアを担う子どもたちの負担・適切な支援や周囲の理解の重要性と、悩みや相談先についても紹介しました。

まとめ

今回の特別授業を通じて、生徒さんたちが福祉の仕事に多様な魅力と現実があることを体験できたこと、また社会のさまざまな支え合いについて考えるきっかけになったことを、スタッフ一同うれしく思います。

未来の福祉をより良いものにしていくためにも、こうした学びの場を今後も続けていきたいと感じた1日でした

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