在宅ケア・多職種連携コース② 「神経難病概論」~パーキンソン病とパーキンソン関連疾患~について

イベント報告

9月14日(水)に開催いたしました連携カレッジ 在宅ケア・多職種連携コース②「神経難病概論」~パーキンソン病とパーキンソン関連疾患(非定型パーキソニズム)~のご報告です。

今回は神経難病概論として、パーキンソン病に着目したプログラムとして、神経疾患全般を専門とし、特にALSをはじめとした神経変性疾患の総合的な医療に尽力されている 北海道脳神経内科病院 医師 野中 道夫 副院長 をお招きしパーキンソン病とパーキンソン関連疾患についてのご講演をいただきました。

 

研修では、疾患の理解を深めるため様々な神経難病の症状や検査、治療、内服治療後の変化などについてもご説明していただきました。

疾患によって治療方法、病状の経過や進行していく期間も異なるため、早期に専門機関での診断を受け、治療を開始することが大切になる。
また、専門機関に繋ぐためにも、かかりつけ医と本人様・家族様、福祉従事者との連携が重要で、診断・治療に移行した後は、定期的な受診の他、かかりつけ医や日常生活を支える福祉従事者との連携が必要不可欠です。
普段の生活を観察して病状の変化に気づき医療機関と情報共有すること、医療機関と連携して状態の変化に応じて支援方法を検討していくことなど多職種連携が重要性を学ぶことができました。


参加された方からのアンケートでは、
「それぞれの病気の特徴をわかりやすく説明していただき理解を深めることができました。」
「神経難病を患う方の症状観察や、主治医の先生への相談の仕方などに役立てていきたい。」
「混同しがちないくつかの神経変性疾患について、類似点と異なる点を整理できるよう教えていただき、今後の患者様の状態観察や支援方法が変わってくると感じました。」
などのご感想をいただきました。

多くの方から、「今後も継続してご講演していただきたい」「他の神経難病についてもご講演いただきたい」などのお話もいただき、今後も定期的に神経難病に関する研修会を企画していきたいと思います。


次回の在宅ケア・多職種連携コースは、12月に「在宅での看取り パネルディスカッション」を開催予定です。

詳細等が整いましたらご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております!


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