連携カレッジ相談援助・マネジメントコース①のご報告

未分類

5月24日に第1回目となる相談援助・マネジメントコースを実施いたしました。

今回は、市立千歳市民病院 地域医療連携課 課長で社会福祉士の 重永 直善 氏をお招きし、相談援助の基礎となる「相談援助の心得」についてご講演いただきました。

価値観の多様性を体験するグループワーク、ソ-シャルワーカーの倫理綱領やバイスティックの7原則を振り返りながら、相談援助職としての価値と倫理について学びました。

その中で、重永氏が、2000年3月31日の有珠山噴火という大災害時に、医療機関の医療ソーシャルワーカーとして、現状として応えられない希望や少ない選択肢の中で援助していく中で、利用者様や家族様と向き合うために、自分がどのような価値観を持ち、どのような倫理観を持って援助するかということをいつも考えていた。というお話に真剣に耳を傾ける受講生の表情はとても印象に残っています。

研修に参加された方々からのアンケートでは「自分の仕事を振り返り、見つめ直すことができた」「コミュニケーションをとる心得を学ぶことができた」「価値観の多様性、流動性を理解することができた」などのご感想をいただけました。

今年の連携カレッジでは、受講生同士、講師との連携を深めるため無料アプリのチャットワークを利用して、気軽に相談できるチャットグループを作りました。受講生が講師に気軽に相談したり、他受講生に「こんな時どうしてますか?」と投げかけたり、情報共有や情報収集等、ぜひご活用ください。

新型コロナウイルス感染症の影響により、利用者様や家族様の生活が大きく変わり、相談援助職としても直接会う時間や機会が減り、Zoomや電話での面談が増え、現状で私たちにどのようなことができるのか、どのような技術や知識が必要なのか考えていくことが大切になります。

新しい取り組みやICTの活用等、目まぐるしく環境も変化していく中で、皆で学ぶ・考える場所としても連携カレッジをご利用ください。以降の研修では、「関係性の構築」「多職種連携と情報収集」「会議の進め方」「事例検討」をテーマに相談援助とマネジメントについて学んでいきますので、まだお申し込みを迷われている方はぜひご参加ください。

次回の相談援助・マネジメントコースは、6月21日(火)に、千歳病院 地域連携室の精神保健福祉士 高橋 洋輔 氏により、「関係性の構築」をテーマに開催予定です。

詳細等が整いましたらご案内させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

コメント