5月11日に第1回目となる嚥下亭を実施いたしました。
今回の嚥下亭では、北星病院リハビリテーションチームとして、同院 言語聴覚士の兜谷健太さん、作業療法士の兼田彩佳さんをお招きし、それぞれ、言語聴覚士からの摂食嚥下機能の評価方法やリハビリの方法、作業療法士からの食事姿勢の重要性についてご講演頂きました。
機能的に低下している場合であっても、食事のタイミングや姿勢、介助の方法等の現状の支援方法を見直すことで改善する可能性が十分にあり、具体的なシーティングの方法や介助方法について学びました。
参加者からの質問で「嚥下機能に効果的なリハビリは?」「覚醒を促す有効な方法は?」「職場で情報共有する良い方法は?」等の質問があり、唾液腺やアイスマッサージの有効性や絵カードを使って発語を促す、車いすにシールやテープなどで角度等の目印を付けるなど具体的な方法、また、利用者様や患者様の状態によって、適切なシーティングや介助方法も変わるため、評価や状態に応じた支援方法を検討していくことも大切になるとアドバイスをいただきました。
最期に、兜谷さん、兼田さんから「困った時は、いつでも北星病院のリハビリテーションチームに相談してください!」と、とても心強いお言葉もいただきました。
研修に参加された方々からのアンケートでは「一つひとつ丁寧に解説していただいたのでわかりやすかった」「実際に支援方法として検討できることが増えた」「事業所内で情報共有して実践していきたい」などのご感想をいただけました。
次回の嚥下亭は7月13日(水)に千歳市管理栄養士チームの皆様より、「誰でもできる、栄養状況チェックリスト」をテーマに開催予定です。
詳細等が整いましたらご案内させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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