ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
千歳市在宅医療・介護連携支援センターの木下です。
今日は、2月20日(水)に開催した講演会の実施報告です。
グループホームめぐみの・こもれび
ホーム長の寺澤道恵さんをお招きし、実施いたしました。
看取り介護を先進的に実施されているグループホームの実践報告は
市内で看取りを実施されている事業所においては、現在の取り組みを見直すために
また、「看取りをしたいんだけど、どのように始めたらよいか不安で…」
とお話しされていた事業所さんには、始めるきっかけになったようです。
今回も、80名を超える参加者とともに、学びを深めました。
看取り介護を実施するにあたっての、スタッフへの配慮
不安を抱えるスタッフのために、作成した看取りのマニュアル
近隣地域で活躍されている民生委員の方からは
「グループホームこもれびさんは、特別な施設。他とはぜんぜん違います」
と地域からも大いに信頼されていると感じました。
参加者からのコメント
・ 対象者専用・ユニット専用の申し送りノートに分けて情報共有しているという点で、自分も毎日のあるフロアの申し送りを聞いているのですが、個別のケースで使おうと思った際に、拾うのが大変だと感じていたので、参考にしたいと思います。
・ グループホームスタッフ間の団結力、コミュニケーションを大切にされているところ、LINEの使用
・ ある意味、法や制度の抜け道を探してでもその人らしい最期を迎えられるように寄り添う、その姿勢を見習う部分があるかと思った。
※ 自分の業務では看取りに直接かかわることがないので感想ですが…
・ Aさんの事例
・ お話しを聞くことを心掛け、その人らしい気持ちに寄り添われている方だと思いました。
・ チームで関わることで、チーム間で協力体制が強くなる。看取りでスタッフが強くなる。スタッフにも力が付き、医療連携を強くする方法をもっと知りたい。
・ 医療との連携方法を考えさせられた
・ 最期まで看ていきたい。せっかく出会えるのだから。
・ 癌末期や老衰でCVポートを入れることには少し疑問があります。1日でも長くという家族の想いも大切ではありますが…主治医の方針にも大きく関係してきますよね…いずれにしてもグループホームのスタッフの方々肇寺澤さんの意識の高さにはとても感銘を受けました。貴重な機会をありがとうございました。
・ 医療・介護の連携について
・ 訪問看護師として、施設での看取りにどう関わると良いのか
・ 看取りと聞くと、自分にできるのか、何をすればよいのかと構えてしまいそうですが、「特別なことではない」という言葉がとても心に残りました。
・ 家族や医療との連携の仕方
・ 看取りのマニュアル、手順など
・ 看取りの実際の家族へのフォローや記録のまとめ方について
・ 自分も看取りに関わっており、大変関心を持てました。
・ 家族ができて職員ができないことの考え方には共感できた。
・ 実践を通じて感じた心の中での葛藤や不安に対して周囲との連携方法の構築について
・ スタッフ、ホーム長、利用者とのチームワーク等
・ 利用者さん中心の対応には好感が持てました。
・ チームワークの良さとフットワークの軽さ
・ 看取りは特別なことではない。マニュアルを作ったとのことで大変な苦労があったと思います。
・ ちょっとしたことでもとにかく話をすることが大切で、情報共有をしていくことでその人らしい最期を迎えることができるということを改めて感じました。
・ ご家族と協力して行う看取り介護
・ 他職種と家族との連携
・ 以前、グループホームにおり、そこでも看取りを行っていました。いまは、小規模多機能型居宅介護におり、看取りを実施しておりません。小規模多機能型居宅介護においても、看取りの取り組みができないものかと、話し合いをしてみたいと思いました。
・ 実例が聞けたので、今後の看取り介護の参考になりました。また、関係資料も添付していただき、看取り介護の一歩をスムーズに行うことができそうです。
・ 看取り介護において、制度上の問題等もありますが、住み慣れた環境で最期を迎えられることはとても難しい面もありますが、素敵なことだと思いました。
・ 看取り介護をどのように取り組んできたか、具体的な気持ちやうまくいったこといかなかったこと等、事例に基づき、説明していただき、その人らしい最期を迎えることを支える難しさについて考える機会となりました。本人・家族にとってもとても大切なケアということが実感できました。
・ 利用者本人だけでなく、その家族を交えて日々を過ごすことの大切さを改めて感じ取ることができました。
・ 自施設で行っている看取りの在り方を考え直し、良いもの・悪いものを再確認できた。
・ 利用者様がスタッフを育てている。
・ 看取りを行った後に入浴しない方が良かったのかと後悔したことがあったとのことで、自分も同じ経験がありました。入浴してしまって死期が早まったのかと悩みました。
・ 介護職員の研修、誰であっても同じ対応ができる
・ スタッフとの信頼関係構築
・ 悩みながら看取りに取り組む姿勢
・ かかりつけ医の訪問診療が実現できたのはすごいと思いました。
・ 看取りだけでなく、グループホームの運営などもうかがえるともっと深い理解ができるような気がした
・ グループホーム側の気持ちを聞くことができ、今後は施設と連携する上で参考になりました。
看取りを実施されている施設や医療機関、これから始める事業所の不安など、この講演がきっかけで、それぞれが前向きに検討する機会になると感じました。
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